監督 降旗康男

出演 高倉健、田中裕子、
夏八木勲、水橋貴己
    奈良岡朋子、井川比佐志、
小林稔侍 他

波に漂う、一艘の小船のように・・
時代の大きなうねりに翻弄されながらひたむきに
生きる夫婦、山岡秀治と妻のとも子・・・・・
映画「ホタル」は、250kg爆弾とともに永遠に帰れない片道飛行に
旅立った若く尊い命達の心情を深い心で描いた作品です。
山岡秀治役の高倉健 と とも子役の田中裕子の静かで重い演技に
圧倒された二時間でした。
戦争を二度としてはならないと改めて感じさせられました。

沖縄戦線の最前線の知覧特攻基地を抱える鹿児島で、静かに生きる
二人の生活の場所として垂水市の海潟漁港、回想シーンや特攻に
旅立った若者の「知覧の母」山本富子さんが暮らしている場所として
知覧、「ホタル」の中で重要な役割を演じる金山少尉が死地へ旅立つ前に
山岡や藤枝に愛するとも子や故郷韓国への思いを託した場所として
指宿がロケ地に選ばれました。

今も、それぞれの場所は静かに時を刻んでいます。

2001年12月16日、知覧の平和記念会館に建立された「ホタル」記念碑の除幕式に高倉健さんも駆けつけ参加しました。
   



とも丸を係留している桟橋



山岡に藤枝の遺品のノートを
持って藤枝の孫の真美が会いに来る



真美ととも子



 



とも子と秀治が憩う
海辺のテーブル
コーヒーがおいしそう



海潟漁港は桜島の懐に抱かれるように、静かに時間を刻んでいます。



鹿児島の夕陽の美しさを改めて感じました。



 


出陣の前、山岡と藤枝
に心の内を話す金山少尉



韓国に金山少尉の遺品を
届に行きたいととも子に
話す秀治


韓国 金山少尉の故郷にて
心情を伝える山岡ととも子

 
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