●県内写真集_吾平山稜のお正月(1)  



手水場は川なんです。でも澄んでてきれい!


 

初詣はいつも吾平山稜です。初めて聞かれる名前かもしれませんが、「あいらさんりょう」と読みます。

私の実家の鹿屋市の隣、肝属郡の吾平町にある天皇家縁の陵墓です。
皆さんが良くご存知なのは前方後円墳なんていう名前の陵墓という事になるのでしょうが、近畿地方を中心として,北は山形県から南は鹿児島県まで1都2府30県にわたり,陵187,墓551を数えるそうです。吾平山稜は、築いた陵墓ではなく山を利用した神武天皇の御父君『ひこなぎさたけうがやふきあえずのみこと』 と御母君『玉依姫命』(たまよりひめのみこと)の御陵です。


この山を鵜戸山といい、窟を 鵜戸窟と称しています。岩屋の陵は全国でもめずらしく御陵域は10ヘクタール弱あります。昭和10年には昭和天皇が御親拝になり、昭和37年には皇太子(今上天皇)同妃殿下が御参拝されました。ちなみに親拝は天皇がみずから礼拝することで、参拝の神社に行って拝むという言葉とは区別されます。

上に書いたように洞窟の中に祀ってある御陵の前に滝と大きな淵があり、我々がお参りする場所から一般人は渡れない橋が架けてありますが、これがコンクリート電柱を横に並べたような橋です。

ちゃんと宮内庁の事務所もあり、その為正月でも5時半には閉門になります。元旦は天気も良くて参拝客が多かったです。以前は駐車場待ちで2時間なんて事もありましたが、現在は隣接して大隅広域公園が出来たため、その駐車場が利用できるようになり山稜入り口から数十台程度の列ができる程度で済んでいました。

鹿児島市民は照国神社に行かれる方が多いです。
照国神社は、島津斉彬公をお祀りしています。
垂水  


  

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