●県内写真集_指宿(いぶすき)_枚聞神社(薩摩一宮)

枚聞神社は薩摩一宮として昔から多くの参拝客でにぎわっています。一宮は全国66ヶ国の各々において、中央からのお達しなどを最初にその神社に伝えることになっていた神社です。多くはその国において最も格式の高い神社ということができます。

左の写真でも分かるように大楠の森に囲まれた枚聞神社は、大日霊貴命を正祀としています。神階は高く、社領も多く地方民の崇敬を集め、明治四年国弊小社に列格した、由緒ある神社だそうです。藩主島津氏の尊崇が厚く、現在の本殿等は慶長十五年島津維新公が再興し、天明七年重豪公により改建されました。正月には十万人以上の参拝者で賑わいます。

枚聞神社は、ずっと古くから開聞山麓に鎮座したお宮で、千年位前の「三代実録」という本には「開聞」とかかれ、延喜式という本には「枚聞」とあるので、開聞宮という名が枚聞宮より古くから呼ばれた名であると思われます。しかしいずれも、「ヒラキキのミヤ」と読むことにはちがいないようです。












 

 



   

 

inserted by FC2 system