大浦地区の棒踊り

 

建国記念日に行われる行事に南薩笠沙方面のお伊勢講がありますが、途中の大浦地区でで疱瘡踊りがあると聞いて、探しに行きました。

大浦の南さつま市役所支所に様子を伺いに行ったら、警備のおじさんが親切に行われる集落を紙に書いて教えてくれました。

有木に永田に上之門に大木場に榊、どこから行こうかな?ナビにまず有木と入れて車を走らせはじめたら、田圃の中にアオサギが。

同乗者に断って、緊急の野鳥撮影に切り替えて抜き足・差し足で近づいていって撮影を開始したところで自転車のおじさんに声をかけられた。

その声に驚いてサギは飛び立ってしまった。近くにはかわせみもいたんだけどね・・・・

おじさんの話によれば、榊集落で棒踊りをもうすぐやるから、見に来てくれ!との事。ポンカンまで貰ったら行くしかないね。

疱瘡踊りは午前中に奉納されたらしい。で撮った写真がこれです。

大浦町のお伊勢講で奉納される郷土芸能には棒踊りと疱瘡踊り(馬方踊り)があるらしい。疱瘡踊りは,お伊勢参りの道中の模様をユーモラスに表現した劇だそうです。疱瘡にかかった旦那と馬方、茶屋を訪れる。この馬方踊りののちに榊やボンテンを手に持って祓い清めるしぐさが「疱瘡踊り」で踊られます。

元服を迎えた青年が剣道のように棒(ぼう)を打ち合って踊るのが棒踊り。最近は子供の数が少なくなって継続するのが大変みたいです。

有木にも廻ってみましたが、昨年から人手が足りずに疱瘡踊りはもう中止されていました。鹿児島県指定無形民俗文化財に指定されている祭り、
鹿児島市みたいに人口の多い町から行って続けたらって言うのは簡単ですが、頑張って継承している榊地区の皆さんに感謝です。
   

   
   
   
   
   
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