●県内写真集_笠沙 大当 次ページ
加世田からR226を走ると、笠沙に着きます。笠沙の入り口に大当があります。この付近の海岸は、珍しいサンゴ礁が見られると言うことであり、スキューバ・ダイビングの客も多いようですが、大当海水浴場となっています。
大当部落は、南西の野間岳山麓より流れ出る大当川が緩やかに東シナ海に注ぎ込む谷状をなした地域にあります。集
落は河口を中心として西の山手に這うように広がっています。訪れた日、皆の口から異口同音に「千と千尋の神隠し」の異次元への入り口ってこんなイメージだよね、って感想がでました。背の低い家々が連なり、各戸は狭い石畳の通路でつながっています。お年寄りが多くなってアスファルトが塗られていましたが、以前は野間岳から採掘された鉄平石が敷き詰められていたという事であちこちに片鱗も残っていました。丸石を積み上げた石垣は台風に備えての防護のためでしょうか石垣群が独特の景観を作っていました。国道より集落に入る入口には「100万個自然石積・石垣群の里大当」と刻まれた案内石があり、観光名所になっています。大当は、野間岳の真下に位置し大当川の上流には野間岳が悠然と聳えています。野間岳に通ずる道も開かれており、古来より野間岳信仰も盛んに行われているようです。それにしても「大当」、宝くじの販売所があったら買いこんで帰りたい地名でした。


村の入り口にある案内の石碑


風の強い場所です。風力発電機付きの外灯が並んでいました。



東シナ海です


大当海岸には観光看板が立っていました。
笠沙は鯨ウォッチングがブームになっています


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